💌 離れていても届く気持ち
大学院生だった頃、学会で海外に行ったときに、お土産と一緒に友達へ手紙を送った。
封筒を選ぶときのワクワクや、便箋にペンを走らせるときの少し背筋が伸びる感じを、今でも覚えている。
しばらくして、その友達から返事の手紙が届いた。
「手紙を読んで、すごく励まされたというか、もちろんお土産もすごく嬉しかったし、元気をもらえたんだよ。でも改めてお手紙って嬉しいなって思った。そして友達っていいなぁって思った。
仕事してると色々あってね…何度もめげてるし、もうやめたいってなる時もあるんだけど、ちょうど今そういう時期で、自分て社会不適合かもって思ってた。でもこんな自分にもお土産を送ってくれる友達がいるんだって、改めて気づいた。気遣ってくれる人や支えてくれる人がいるんだよって、手紙を読みながら思いました。だからもっと日々感謝して生きなきゃって」
私はただ、好きだからお土産を送っただけ。
でも、そんなふうに感謝されるなんて思ってもいなくて、むしろ「私が支えになれていたんだ」と知って心から嬉しくなった。
👂 話をまるごと受け止める時間
あるお母さんアサギストとランチをした。
駅ビルのおしゃれな定食屋さん、窓際の席に並んで座る。
テーブルの上には、温かいスープと彩り豊かなワンプレートごはん。
彼女は、直前にあった息子さんのトラブルで、心の中がいろんな感情でいっぱいだったみたい。
まとまらない話でも、止めずに、ジャッジせずに、ただそのまま聴くことに集中した。
話していくうちに、彼女の表情が少しずつ変わっていった。
最初の疲れた顔から、覚悟を決めた母の凛々しい顔へ。
その変化を目の前で見られた瞬間、私まで胸が熱くなった。
🌱 優しさがくれる安心感
離れていても手紙をくれる友達。
すぐそばで話を受け止められる時間。
形は違っても、そこにあるのは「相手を否定せず、まるごと受け止める」という同じ優しさだった。
✨ 優しさを巡らせていきたい
これまで私は、たくさんの優しさに救われてきた。
そして今は、その優しさを誰かに返せる時間を持てるようになってきた。
優しさは一瞬で終わらず、安心や自信になって未来まで届く。
これからも、この循環を大事にして生きていきたい。
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